2004年 12月 25日
6. 高校列伝 ~エンダウの章~
第3話:テスト

エンダウのテストは、返却が早いことで一部で有名であった。

例えば、土曜日の1時間目にテストを行い、昼のホームルームで返ってくる事すらあった。

まあ、ウチのクラスの担任だったからというのもあるが、それを差し引いても凄まじい速度なのである。



エンダウの採点の早さの秘密は、採点方法にある。

いや、書き方が難しい。実際にテストに採点する方法で、短縮できる所を短縮するのである。


普通の先生なら、正しい所はマル。惜しい所はサンカク。間違った所はピッとはねる…

という感じではないだろうか。赤ペン先生ならもっと詳しく解説するだろうけど、それはまた別の話。


エンダウの場合は間違った部分のみを認識し、マルというものを付けない。

「こんな問題、わかってて当然なんだきゃら!」と言わんが如く、正しくてもマルしてくれない。

ちなみに「なんだきゃら」というのは「なんだから」と言おうとして、よく間違える名言の一つである。





さて、そんなエンダウのテストが今回も素早く返ってきた。

点数は…可もなく不可もなく。平均点と言った所だろう。勉強してないし、それはしょうがない。

「教室の後ろに解答を貼っておくから、採点間違いがあったら言いなさい。」

と、エンダウ。

僕は特に採点間違いはなかったが、友達が何やら文句を言っているようだった。

…僕は何か違和感を感じていた。採点間違いはない。だが、何かがおかしい。何なんだろう。



そして、謎は解けた。

アボリジニ」という民族はご存知であろうか?

リンク先を見たら大体わかると思いますが、

平たく言えばオーストラリアの先住民と言った所です。というか、今回の謎にそんな説明は必要なく。



僕は世界史のテストの解答に「アボリジニ」と書いて、正解していたが、

友達は「アボリジニ」と書いて間違いだったのである。

さらに、教室の後ろに貼っている解答には





アボガジニーズ





と、書いてあった。

「アボリジニ」ですらない上、何故か複数形になってしまっているんだきゃら(エンダウ)

「採点間違いがあったら言いなさい」という前に、解答が間違えていたのであった。



エンダウは真面目に、真摯に間違ってくれるから、

全く狙おうという気持ちがないから、すがすがしい笑いを提供してくれるのである。



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僕への質問、エンダウへの質問、随時受けつけております。

思いついたら何度でもどうぞ(一度に複数書いてくれてもOKです)

もし、何かが間違って連続更新中に答えきれなくても、

質問が残ってたら終わるまでなんとか答え続ける所存です。
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by riza_59 | 2004-12-25 01:38 | 連続更新


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